マリー・アントワネットも過ごした世界遺産『ヴェルサイユ宮殿』♪
ヴェルサイユ宮殿と言えば、『ベルサイユのばら』、『マリー・アントワネット』、『ルイ14世』で有名なお城です。
なぜなら、ヴェルサイユ宮殿はルイ14世が建てた宮殿で、ルイ16世のお嫁さんとなったマリー・アントワネットも過ごした宮殿だからですね。
そして、1789年に起きたフランス革命前のフランスの様子を、フランス王妃マリー・アントワネットの人生を中心に描かれた漫画が『ベルサイユのばら』です。
『ベルサイユのばら』は史実を基にしたフィクション漫画なので、実際に史実に登場しないオスカルという人物も描かれています。
実際のマリー・アントワネットや王族や貴族の様子は知りませんが、こんな感じだったんだろうなと非常に興味深く読める漫画で、歴史に興味がある人であれば是非一度読んでみることをお勧めします!
それでは、そんな歴史が刻まれたヴェルサイユ宮殿はどんなところか見ていきましょう♪
チケットの購入方法
チケットは事前に購入しましょう。
ヴェルサイユ宮殿のホームページからでも購入できますし、チケット販売専門のオンラインサイトからも購入が可能です。
ホームページ:https://en.chateauversailles.fr/
Get your guide : https://www.getyourguide.jp/
Tiqets: https://www.tiqets.com/ja/
ヴェルサイユ宮殿と庭園の訪問のみのチケット、ガイド付きツアーなど様々なプランを選ぶことが出来ます。
日本語のオーディオガイドもレンタル可能です。
ヴェルサイユ宮殿までの行き方
ヴェルサイユ宮殿は、パリから電車RER C線を利用してトータル約1時間ほどで到着します。
最寄駅からは12分ほど歩くので、電車自体は約40分となります。
住所:Place d’Armes, 78000 Versailles
最寄り駅:Versailles Rive Gauche駅
ウェブサイト:https://en.chateauversailles.fr/
最寄り駅で降りる人たちはほとんどがヴェルサイユ宮殿に向かう人たちなので、道に不安がある人はヴェルサイユ宮殿に向かうっぽい人たちについていきましょう(笑)
電車の切符はパリ共通チケットの1.9€の切符では行けませんので、駅でVersailles Rive Gauche行きの切符を購入しましょう。
一人片道3.65€です。
RER C線に乗ってしまえば最寄り駅まで直通なので、パリからは非常に簡単にヴェルサイユ宮殿まで行くことが出来ます。
ですので、パリ観光にいらした場合は是非是非ヴェルサイユ宮殿まで足を運んでみてください♪
日帰りで行けます!
Palais de Versailles -ヴェルサイユ宮殿-
ヴェルサイユ宮殿に到着すると、まず宮殿に入る前にルイ14世の騎馬像を観ることが出来ます。
ルイ14世の騎馬像
ルイ14世は王朝の最盛期を築き、太陽王とも呼ばれました。
太陽王と呼ばれた所以は、太陽神アポロンの格好をしてメヌエットを踊ったためと言われているそうです。
このルイ14世は非常に偉大な人で、4歳で王に即位し、貴族が反乱した『フロンドの乱』を鎮め、絶対君主制を確立した人物です。
最終的にルイ16世の代に革命が起き、絶対王政は倒されてしまうんですけどね(^-^;
ヴェルサイユ宮殿の門
ルイ14世の騎馬像を抜けて進んでいくと、ヴェルサイユ宮殿の門に到着します。
こちらの門は当時は全体が金で装飾されていましたが、フランス革命時に取り壊されました。
2008年に復元され現在は金箔で装飾されているそうです。
それでも華やかな様子が残るこの門の前で記念撮影は外せませんね!
中庭
門を抜けた先は中庭になっています。
中庭に入ってから城内への入場口があります。
コロナの規制も大分無くなってきたので観光客も増え、入場口は列になっていることがほとんです。
中に入ってしまえばゆっくりと城内を見学しましょう♪
王室礼拝堂
城内から見た庭園
庭園は外に出てから撮ることが多いと思いますが、城内から撮影するともっと上からの眺めになり、全体を見渡した写真を撮ることが出来ます。
天井画
壁画の他に天井にもびっしり絵が描かれています。
鏡の間(鏡の回廊)
こちらは非常に有名な『鏡の間』です。
当時鏡は非常に高級だったそうで、ルイ14世の権力や財力の大きさを世界中に誇示するものだったそうです。
今の時代であろうがこんなにたくさんの鏡とシャンデリアと絵画や彫刻などどれだけお金がかかるか分かりません(笑)
華やかな感じでいかにも王様の宮殿!という印象ですね。
王妃の寝室
フランス最後の王妃であるマリー・アントワネットも使用した王妃の寝室。
ここでマリー・アントワネットが寝ていたと思うとロマンチックです!
女性らしいかわいらしい造りになっていますね♪
ナポレオン一世の戴冠式
この画はナポレオン一世が妻のジョセフィーヌに冠を授けている画です。
ルーヴル美術館にも同じ画がありますが、どちらも同じ作者のジャック=ルイ・ダヴィッド作のもので、ルーヴル美術館に展示されている画を複製したそうです。
ルーヴル美術館についての記事はこちらをご参照ください(^^)
ベルナール峠からアルプスを越えるボナパルト
こちらの画はナポレオン・ボナパルトの画として一番有名な画ですね!
この構図、最高にかっこいいです!
庭園
ヴェルサイユの庭園は約40年かけて造られたそうです!
フランス式庭園の最高傑作とされているそうですが、確かに素晴らしい庭園ですよね♪
広すぎてどこまでがヴェルサイユ庭園の敷地なのか分かりません!(笑)
庭園の敷地が広すぎて歩いて周ると相当時間がかかるので、プチトランという乗り物も用意されています。
マリー・アントワネットの私的な宮殿であるプチ・トリアノン(小トリアノン)やルイ14世の離宮的な意味合いで建築されたグラン・トリアノン(大トリアノン)などへは、プチトランを使って移動することが出来ます。
もちろんトリアノンまで徒歩でも行けますが徒歩だと約30分かかるので、往復で1時間と考えるとプチトランに乗った方がよさそうですね。
チケットは庭園内にあるチケット売り場で購入します。
Le Grand Trianon -グラン・トリアノン-
ヴェルサイユ宮殿内とは違って色彩がはっきりしていて可愛らしい造りですね♪
le Petit Trianon -プチ・トリアノン-
プチ・トリアノンは、マリー・アントワネットが宮廷の堅苦しいしきたりに縛られることが嫌になり、気の置けない友人だけを呼んで過ごした離宮です。
写真の『愛の殿堂』は、ヘラクレスの棍棒で弓を作るキューピッドと言う彫像だそうです。
まとめ
今回は世界遺産にも登録されているヴェルサイユ宮殿についてご紹介しました!
ヴェルサイユ宮殿内にはカフェやレストランも設置されているので、一日宮殿内で過ごすことが出来ます。
絶対王政時代を築き過ごした王族の生活が少し垣間見ることが出来ましたね♪
市民が苦しんでいるときに市民から取り立てた税で自分たちだけが豪華に暮らしているのはやはり許されません。
フランス人にとって王の首をはねたことが誇りのようなので、日本のように皇族が存在していたりイギリスのように王族が存在しているのは理解できない人もいるようですが、どちらも歴史的に素晴らしいことだと思います。
首をはね落とされるまで王族が豪華に暮らしたヴェルサイユ宮殿、是非訪れてみてください♪
その他、パリに来たら絶対行きたい観光名所12選も参考にしてください(^^)