ルーヴル美術館の見どころ!世界最大級の美術館♪
美術館と言えば一番最初に思い浮かべるのが『Musée du Louvre(ルーヴル/ルーブル美術館)』!
普段美術や芸術にそこまで興味が無い人でも、パリに来たらルーヴル美術館は行きたいと思うのではないでしょうか?
ルーヴル美術館内に入らなくてもピラミッドが外からでも見られるのでルーヴル美術館の外は撮影スポットとなっています。
今回は、常に観光客でにぎわうルーヴル美術館についてご紹介します♪
Musée du Louvre -ルーヴル美術館-
ルーヴル美術館は世界最大級の美術館です。
元々は要塞として建設されたルーヴル城(ルーヴル宮殿)でしたが、ルイ14世の時代に宮殿をヴェルサイユに移し、ルーヴルは古代彫刻などの王室美術品コレクションの所蔵、展示場所となったそうです。
こんなにも大きな歴史的建造物ですが、パリの街中にあり、意外にもパリにいればすぐに行ける場所にあります。
私も自宅から徒歩で30分程度で行けますし、バスだと20分ほどで行けます。
オペラ地区で仕事をしていたときは毎日ルーヴル美術館の前を通っていたので、毎日外観を見ることができました。
コロナの頃は閉館されていたので、人が全くいないピラミッド前という貴重な写真も撮ることができました(^-^;
チケットの購入方法
美術館内に入るにはチケットが必要です。
当日券も売っていますが、事前に予約しておくとスムーズに中に入れます。
チケットの予約は日と時間を選択します。
9:00から20:30まで30分置きに入場時間が設定されていますが、例えば9:00に予約したけれど10:00に到着してしまったという場合でも入場は可能です。
中にいられる時間に制限はないので、入場したらゆっくりと見て周りましょう♪
住所:Rue de Rivoli, 75001 Paris
ウェブサイト:https://www.louvre.fr/en
見どころ
ルーヴル美術館は、ビックリするくらい広いです。
元々王様の宮殿だったので広くて当たり前ですね。
収蔵品が38万点以上もあるので全てをじっくり見て周る場合は一日では足りません。
全てをじっくり見るには1週間はかかると言われているので、とんでもない数の作品が展示されているのですね!
さて、そんなルーブル美術館ですが、絶対に外せない作品を紹介します。
・ミロのヴィーナス
・サモトラケのニケ
・モナリザ
この三作品は、ルーヴルに来たら必ず見ておきましょう。
ミロのヴィーナス
『ミロのヴィーナス』は紀元前2世紀ごろ古代ギリシアで制作された女性像の彫刻です。
ミロス島で発見されたので、ミロのヴィーナスと言われる様になったそうです。
紀元前の時代にこのような彫刻の技術があったことが驚きです!
腕がなくなっているので、腕はどのようなポーズをとっていたのか想像するのもロマンがあって素敵ですね♪
サモトラケのニケ
『サモトラケのニケ』も紀元前2世紀ごろの作品で、翼のはえた勝利の女神ニケが空から船のへさきへと降り立った様子を表現した彫像と言われています。
顔がないところがまた女神はどんな顔をしていたのだろうという想像が出来て楽しいですね♪
有名な作品になるだけある、目を惹きつける作品です。
モナリザ
『モナリザ』は本当に世界中の誰もが知る作品ですね。
イタリアの美術家レオナルド・ダ・ビンチによって描かれた女性の作品です。
この作品の女性は誰だ?という謎も学者の間で考察され、実はダ・ビンチ本人が鏡に映った自分を描いたものではないかとも言われました。
現在ではリザ・デル・ジョコンドという夫人がモデルだと考えられているそうです。
モナリザは観光客が必ず行く作品のため、入り口からずっとモナリザへの道を示した看板が出ていますので、まずモナリザの看板を探して進んでいくといいかもしれません♪
また、モナリザに限って列に並んで正面まで行くようにされています。
その他にも見ておくといい作品はこちらです。
民衆を導く自由の女神
『民衆を導く自由の女神』はウジェーヌ・ドラクロワによって描かれた、1830年に起きたフランス7月革命を主題とした作品です。
中心に描かれている、銃を左手に持ちフランス国旗を右手で掲げ民衆を導く女性は、フランスのシンボルである、マリアンヌの姿の代表例の一つであると言われています。
マリアンヌは『自由の女神』ですので、自由の象徴として中心に女性が描かれているわけですね。
女性の隣にいる少年は、実際に革命時にいた少年と言われており、『レ・ミゼラブル』に出てくる『ガブローシュ』のモデルになりました。
私がフランスに初めて旅行したきっかけは、世界名作劇場で『レ・ミゼラブル 少女コゼット』を観たからです。
絵は世界名作劇場とは思えないようなキラキラしたキャラクターで少し変な気がしましたが、初めて世界的に有名な『レ・ミゼラブル』という話を知ることができ、フランスらしいアンハッピーエンドだな~と切ない気持ちで観ていました。
その話に出てくる少年の名が『ガブローシュ』なのですが、実際にそのモデルとなった絵を観れてとても感動しました!
岩窟の聖母
岩窟の聖母も、『モナリザ』と同じ作者レオナルド・ダ・ビンチが描いた作品です。
聖母マリアと幼い頃のキリスト、そして幼い洗礼者ヨハネと天使が、岩窟を背景に描かれています。
全てのタッチが柔らかく、絵とは思えないような自然さがあって素晴らしい作品ですね。
スフィンクス
ルーヴル美術館にはエジプトの美術品もたくさん展示されています。
その中でもスフィンクスは迫力があって面白いですよね!
写真のスフィンクスは『タニスの大スフィンクス』というもので、紀元前26世紀頃の作品とも言われており、非常に歴史のある作品です。
スフィンクスは、エジプト神話やギリシア神話、メソポタミア神話などに登場する、ライオンの身体と人間の顔を持った神聖な存在あるいは怪物と言われています。
エジプトにはまだ行ったことがないのですが、長い長い歴史を持つ興味深い国なのでいずれ行ってみたい国の一つです。
逆ピラミッド
『逆ピラミッド』は、ルーヴル美術館前にあるショッピングセンター『カルーゼル・デュ・ルーヴル』に設置された採光窓です。
ダン・ブラウン作の小説『ダ・ビンチ・コード』にも出てきて、『逆ピラミッドは女性のシンボルである聖杯を意味する』、『上向きの石のピラミッドは男性のシンボルである剣を意味する』、『全体では性の融和を暗示する』と解釈しています。
まとめ
今回はルーヴル美術館の見どころについてご紹介しました!
ルーヴル美術館はとてつもなく広いので、まだまだたくさんの見どころがあるのですが、時間のない日本人観光客は、上記の見どころをとりあえず押さえておくといいでしょう♪
・ミロのヴィーナス
・サモトラケのニケ
・モナリザ
ルーヴル美術館に所蔵されている作品もそうですが、ルーヴルの建物自体も素晴らしい彫刻が施されていますので、そちらもじっくり見てみるのもいいと思います。
パリに来たら絶対行きたい観光名所12選も参考にしてください(^^)