※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

最初に覚えたい使えるフランス語【挨拶編】

2022-10-22

フランスは「旅行したい!」「住んでみたい!」といった憧れの国の一つですよね♪

しかし、フランスは英語圏ではなく、フランス語を話します。

英語であれば一応日本でも学校で基礎的なことは学んできているので、簡単な自己紹介くらいはできるレベルだと思います。

やっと英語で自己紹介ができるレベルなのに、今度はフランス語??

中々ハードルが高い気はしますが、フランスに憧れている人、いつかフランスに住みたい人、フランス人と仲良くなりたい人は、その気持ちを強く持ってフランス語の上達に励みましょう!

私が実際にフランスに住んで学んだ、本物のフランス人が使っている生のフランス語を紹介いたします☆

今回は基礎中の基礎、【挨拶編】です。

【自己紹介編】を確認したい場合は以下のページをご参照ください♪

出会った時の挨拶

どこの国でもまず人は挨拶から入りますよね。

これは絶対に外せないフランス語です。

おはよう(ございます)/こんにちは

Bonjour.
ボンジュール。

朝と昼間の挨拶は、家族、友達、ご近所さん、学校の先生、職場の同僚、上司、先輩後輩、部下、お客さん、子供など、相手が誰であろうと全て同じ言い方になります。

また、日本語では「おはよう」、「こんにちは」、英語でも「Good morning」、「Good afternoon」と午後以降言葉が変わりますが、フランスは朝から夕方くらいまで「Bonjour」のみを使います。

こんばんは

Bonsoir.
ボンソワール。

Bonsoirは日が落ち始めた夕方から使います。

夏の間は日がずっと高く、18時や19時でもBonjourを使う人がいますし、冬など日が落ちるのが早いときは16時半ごろにもBonsoirを使うことがあります。

周りの人がどっちを使っているか見ながらBonjourとBonsoirを使い分けてもいいと思います(^_-)

ご近所さんと鉢合わせたときは、知らない間柄でもBonjour、Bonsoirと挨拶しあうのが礼儀です。

やあ!

Salut!
サリュ!

親しい間柄であれば、Bonjour、Bonsoirの代わりに「Salut!」を使うこともあります。

日本語の「やあ!」、英語の「Hi!」といった意味合いになります。

ただ、私はBonjourやBonsoirの場面で自分から「Salut!」を使ったことはまだありません。。

カジュアルな言い方なので、まだフランス語やフランスの文化が良く分からない人は、相手が「Salut!」と言ってきたときだけ使うのが安心かと思います。

友達同士の間柄でもBonjourやBonsoirを言っておけば間違いありません。

元気(ですか)?

☆親しい間柄の場合

Ça va? 
サ ヴァ?
 ↓
Ça va, et toi?
サ ヴァ、エ トワ?
(元気だよ、君は?)

Ça va bien?  
サ ヴァ ビアン?
 ↓
Bien, Merci. Et toi?
ビアン、メルシー。エ トワ?
(元気だよ、ありがとう。君は?)

BonjourやBonsoirと挨拶をした後は、「元気(ですか)?」と聞くのが一般的です。

聞き方は相手によって使い分けが必要です。

親しい間柄(家族や友達や同僚)であればカジュアルな「Ça va?」や「Ça va bien?」で問題ありません。

返事は基本的に「元気です」以外はは言わないようです。

ですので、特別体調が悪くない場合以外は、「元気だよ!」の「Ça va.」や「Bien」を使います。

自分の返事をしたら「君は?」の「Et toi?」と相手に聞き返すのが一般的です。

日本では、夫や妻の親や兄弟姉妹には敬語を使う人もいるかと思いますが、フランスでは義理の両親や兄弟姉妹にもカジュアルな言い方で大丈夫です。

フランクな関係であれば上司に対しても「Ça va?」を使うこともあります。

☆お客さんや初めて会った人などの場合

Comment allez-vous?
コマン タレ ヴ?
 ↓
Bien, Merci. Et vous?
ビアン、メルシー。エ ヴ?
(元気です。あなたはどうですか?)

Vous allez bien?
ヴ ザレ ビアン?
 ↓
Bien, Merci. Et vous?
ビアン、メルシー。エ ヴ?
(元気です。あなたはどうですか?)

お客さんや初めて会った人以外にも、ご近所さんや学校の先生には丁寧語の「Vous allez bien?」や「Comment allez-vous?を使います。

一応フランス語にも丁寧語があり、『あなた/君』を意味する単語が『tu』と『vous』の二通りありますが、『tu』は親しい間柄に使うカジュアルな言い方、『vous』は丁寧な言い方になります。

日本人は主語が必要のない言語なのでこの使い分けが慣れないと非常に難しく、私は初めて会った人にも『tu』を使ってしまうことがあり、いつも焦ります(笑)

Bien, Merci. 」がどの場面でも使えるので覚えておくといいでしょう。

また、「とても元気です!」の「Très bien, merci!」も使えます。

☆どうしても調子が良くない場合の返事

相手から見ても明らかに元気に見えないような体調不良の場合は以下のように返事をしましょう。

Je suis fatigué(e).
ジュ スイ ファティゲ。
(疲れています。)

Je suis malade.
ジュ スイ マラードゥ。
(風邪を引いてます。)

J’ai mal à la tête.
ジェ マラ ラ テットゥ。
(頭が痛いです。)

J’ai de la fièvre.
ジェ ドゥ ラ フィエヴル。
(熱があります。)

Je suis malade.」は一般的な病気を指すので、風邪を引いた場合は「Je suis malade.」と答えて大丈夫です。

fatigué(e)』は、主語が男性なら男性形の『 fatigué』、女性であれば女性形の『 fatiguée』になりますが、発音は同じ『ファティゲ』です。

別れの挨拶

別れの挨拶は、状況によって様々な言い方がありますので、それぞれの場合を見ていきましょう。

さようなら

Au revoir.
オ ルヴォワール。

「Au revoir」は一般的な別れの挨拶になります。

朝学校や職場に行くとき、または帰宅するとき、友達や家族と別れるとき、しばらく会えなくなる場合など、全ての別れの場面で使うことができます。

ただし、一旦別れてすぐにまた戻ってくる場合は使用しません。

次に会うのが明日以降の場合に使う傾向にあります。

また近いうちに/またね/じゃあね

À bientôt.
ア ビアント。

「À bientôt」は、「また会いましょう」という意味合いで使われます。

Au revoirは「さようなら」なのでこれっきりのイメージもありますが、À bientôtはまたすぐ会いたいという思いも込められているようですね(^^)

また後で/のちほど

À tout à l’heure.
ア トゥータ ルール。

一旦別れてまた数時間後に会うことになっている場合によく使います。

私の場合は、学校から娘を迎えに行ったあと晩御飯の用意があるので義母の家に預けに行くのですが、1時間後にまた迎えに来るのでお互い「À tout à l’heure.」と言って別れます。

素敵な一日を

Bonne journée.
ボヌ ジョルネ。

家族を見送るとき、道端で知り合いと出会って別れるとき、お店で買い物をしてお店を去るときなどによく使います。

Journéeは昼間の意味なので、使うのは午前中から夕方までの間です。

Au revoirと合わせて使うことが多く、家族を見送るときや知り合いと別れるとき、Bonne journée, Au revoir.」と言います。

また、お店で買い物した後は、Merciと合わせて使います。
「Merci! Bonne journée, Au revoir!」

日本語ではあまり「良い一日を」「素敵な一日を」と言うことがないので、素敵な言葉だと思います♪

素敵な夜を

Bonne soirée.
ボヌ ソワレ。

「Bonne soirée.」は「Bonne journée.」の夕方バージョンです。

夕方になったらJournéeからSoiréeに切り替えて使います。

また明日!

À demain.
ア ドゥマン。

こちらは学校から帰るときや友達と別れるときなどによく使います。

「また明日!」なので、明日が週末で友達と会わない場合には使えません。

「また月曜に!」と言いたい場合は「À lundi!」と言いましょう。

おやすみ(なさい)

Bonne nuit.
ボヌ ニュイ。

寝る前に使う言葉です。

Nuitは夜という意味なので、「素敵な夜を」の意味になりそうですが、フランス人はそのような意味では使わないようです。

「おやすみ(なさい)」は「Bonne nuit.」と覚えましょう。

お礼の言葉

フランス人は感謝の言葉は謝罪の言葉より重要なようで、何かしてもらったら常に「ありがとう」を言うよう教育している気がします。

ありがとう(ございます)

Merci.
メルシー。

一番よく使うのが「Merci.」です。

とにかくちょっとしたことでも何かしてもらったらすぐに「Merci.」と言うようにしましょう。

ありがとうと言われて嫌な気持ちになる人はいないですからね(^^)

夫は子供にはいつも「Tu dis merci?(ありがとうって言った?/ありがとうって言いなさい)」と教えています。

「ありがとう」はとっても大事な言葉なんですね♪

Merci beaucoup.
メルシー ボークー。

感謝の気持ちが大きいときは「Merci beaucoup.(とてもありがとうございます。/本当にありがとうございます。)」を使います。

感謝の言葉にも色々とありますが、基本的に「Merci.」と「Merci beaucoup.」が言えれば問題ありません!

どういたしまして

ありがとうに対する返事もいくつかあります。

De rien.
ドゥ リアン。

これが一番どの場面でも相手が誰でも使える「どういたしまして」です。

私は基本全て「De rien.」で済ませています。

Je vous en prie.
ジュ ヴ ザン プリ。

「De rien.」より丁寧な言い方ですし、『vous』なのであまり親しい間柄ではない相手に使います。

例えば知らない人に対してエレベーターでドアを開けて待っていてあげたり、道端で何か落とし物をしたのを拾ってあげたときにお礼を言われたときなどは、「Je vous en prie.」が使えます。

Je t’en prie.
ジュ タン プリ。

Je t’en prie.」は『te』なので、親しい間柄の相手に使える「どういたしまして」です。

家族や友達にお礼を言われたときは「De rien.」以外に「Je t’en prie.」を使っても大丈夫です。

Avec plaisir.
アヴェック プレジール。

plaisirは『喜び』という意味なので、「喜んで!」という意味になります。

プレゼントをあげたとき、家に招待したときにお礼を言われた場合に使えます。

「喜んで!」と言われたらこっちも嬉しくなっちゃいますね♪

謝罪の言葉

フランス人は残念ながらあまり謝りません(笑)

道で肩がぶつかったとか、人を追い越すとか、そういったちょっとしたことはすぐに「すみません。」と言うのですが、より大きな問題が起きたときほど自分の非を認めず謝ってくれません。

それは家族同士でも同じです。

以前義母の家でインターホンを押したのですが中々出てこず、しばらく待ってからもう一度押すとようやく出てきてくれたのですが、義母の言い訳が「かけてた音楽の音が大きすぎて聞こえなかった!私が悪いんじゃない。」でした。

音楽の音が大きいことが悪いようで、大きい音がなかったらインターホンは聞こえていたと言いたいようです。

でも、音楽かけたのは義母ですよね?(笑)

別に私も待たされて怒ってたわけじゃありませんでしたが、一言「ごめんね」って言ってくれたら「気にしてないよ」で済むものを、なぜそこまで謝ることが重大なことのようになるのでしょうか。

以前働いていた職場でも、フランス人の男性がいたのですが、ワードプレスで同じページの修正をお互いしていたので、「今私修正したから、修正する場合は一回修正のページ閉じて開きなおしてから修正してね。じゃないと私の修正が上書きされるから。」と伝えたのですが、3回ほど上書きされ、それを指摘しても一度も謝ってくれませんでした。

といった具合に中々謝るということが出来ない国民のようですが、どのような謝罪の言葉があるのでしょうか?(笑)

ごめん(なさい)

Désolé(e).
デゾレ。

日本語の、何か悪いことをしたときに謝る「ごめんなさい」、英語の「Sorry」に当たるのは「Désolé(e).」です。

かなり深刻な場面では「Désolé(e).」が使われるイメージがあります。

何かモノを壊してしまった、子供を泣かせてしまった場合は「Désolé(e).」を使ったほうがいいかと思います。

ただ、「ごめんなさい」と言う意味なので、対して深刻でもない場面、例えばクレジットカードのコードを間違えた、振った手がそばにいた人に当たったなどの場面でも使えます。

Désolé(e)』は、主語が男性なら男性形の『 Désolé』、女性であれば女性形の『 Désolée』になりますが、発音は同じ『デゾレ』です。

Pardon.
パルドン。

Pardon.」が一番使うことが多いと思います。

ちょっとしたことはほとんど「Pardon.」で済みます。

例えばバスや電車で降りたいときにドアに人がいたときなど人のそばを通るとき、人にぶつかってしまったとき、相手の言っていることが聞き取れなかったとき、はたまたゲップやおならをしてしまったときも使えます。

モノを壊してしまったなど、お金が発生するようなかなり深刻な場合には「Désolé(e).」の方が妥当です。

すみません/失礼します

Excusez-moi.
エクスキューゼ モワ。

英語にも「Excuse me.」があるので分かりやすいと思いますが、謝るというよりは「失礼します」と呼びかけるときによく使います。

バスや電車から降りたいときに「Pardon.」を使いますが、「Excusez-moi.」でも問題ありません。

また、お店で買いたいものが見当たらないときに店員さんに聞くときに「Excusez-moi.」と呼びかけます。

軽い謝罪にも使うことが出来ますが、私には今一まだピンとこないので謝罪で使ったことはありません。

Pardon.
パルドン。

Pardon.」は、実際に謝るというよりは今からすることに対して事前に断るという感じで、「Excusez-moi.」と似た意味合いで使うこともできます。

日本語の「すみません」を使いたい場面では基本的に「Pardon.」を使っておけばあまり間違いはありません。

まとめ

旅行にしたって住むにしたって、会話ができなければ楽しめませんよね。

挨拶はどこの国でも礼儀として必須ですので、せめて挨拶くらいはフランス語で言えるようになりましょう。

文法とか難しいことは置いておいて、まずは簡単な挨拶を繰り返し声に出して練習して、すっと口から出るよう努力しましょう♪

テキストブックを使っての学習はより早く上達するので、本気でフランス語を学びたい方は以下のようなテキストブックを利用するのも手です!

挨拶は日々いつでもどこでも使うフレーズなので、今回紹介した挨拶は覚えておきましょう!

【自己紹介編】を確認したい場合は以下のページをご参照ください♪