※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

フランス語のココが難しい!【その2】形容詞の位置と変化

2022-10-21

フランス語は英語と似ている部分があるので、英語が出来る人は飲み込みが早いかもしれません。

しかし、フランス語は単語や発音以外にも英語と異なる部分がいくつかあるので混乱してしまうこともあるでしょう。

今回は、英語と文法が違う【形容詞】についてご紹介します。

私が間違えやすい、名詞の性別、冠詞の使い方、前置詞と定冠詞の縮約については以下のページで分かりやすくご紹介していますので、こちらもご参考にしてください♪

形容詞とは

【形容詞】は簡単に言うと、物事の状態や性質がどうであるかを表す単語で、名詞を修飾したり述語に使われる品詞です。

それでは形容詞にはどういった単語があるか例を見ていきましょう。

形容詞

赤い→rouge
あたたかい→chaud
かわいい→joli
大きい→grand
若い→jeune
良い→bon
新しい→nouveau

形容詞にはどんな単語があるか分かったところで、形容詞を使った文章を見ていきましょう。

ルール1. 形容詞は名詞の後ろに付く

J’aime le vin rouge.
私は赤ワインが好きです。

上記のようにフランス語では形容詞名詞の後ろに付きます。

英語は日本語と同じように『ワイン』と言えば『red wine』と順番が同じなのですが、フランス語の場合は『vin rouge』と順番が逆になります。

ルール2. 名詞に合わせて形容詞の単数形・複数形が決まる

形容詞がかかる名詞が複数形の場合は形容詞もそれに合わせて複数形になります。

J’aime les fleurs rouges.
私は赤い花が好きです。

花が『les fleurs』と複数形のため、『rouge』も複数形の『rougesに変化します。

ただし!

ポイント

フランス語は複数形になっても最後の"s"は発音しません!

なので、文字にしたときは"s"を付ける必要がありますが、言葉にしたときは単数形も複数形も同じ発音になりますので、会話をするときは楽ですね♪

ルール3. 名詞に合わせて形容詞の性別が決まる

さらに、フランス語の場合名詞と同様形容詞にも性別があるのです!

名詞にも性別があって形容詞にも性別があるなんて、英語と比べて覚えることが盛り沢山ですね!

それでは、形容詞の性別はどのように決まるのでしょうか?

形容詞の性別は、形容詞がかかる名詞の性別と同じになります。

女性形に変化させるルールとしては名詞と同様で、男性形の形容詞の最後に『e』を付けます。

男性形の形容詞 + e → 女性形の形容詞

では男性形と女性形が違う例を見ていきましょう。

男性形と女性形が違う形容詞

Je veux boire du café chaud.
温かいコーヒーが飲みたい。

J’ai acheté des bottes chaudes.
暖かいブーツを買った。

『café』は男性形、『bottes』は女性形のため、『bottes』にかかる形容詞『chaud』が『chaude』に変化し、さらに名詞が複数形なので『chaudes』に変化しています。

例外1. 名詞の前に付く形容詞

基本的なルールとして、形容詞は名詞の後に付くのですが、残念ながら例外として名詞の前に付く形容詞もいくつかあります。

ルールとしては、よく使われる単語で、かつ短めの単語であるものと覚えていただくといいと思います。

また、対になっている単語もあるのでお互い一緒に覚えるといいでしょう。

名詞の前に付く形容詞

よい(bon)⇔悪い(mauvais)
大きい(grand)⇔小さい(petit)
若い(jeune)⇔年老いた(vieux)
長い(long)⇔短い(court)
美しい(beau)
かわいい(joli)
新しい(nouveau)

C’est un bon gâteau.
これ美味しいケーキだね。

Il porte de grandes chaussures.
彼は大きな靴を履いています。

この場合は日本語と同じように『美味しいケーキ』のように名詞の前に形容詞が来るので分かりやすいですね。

名詞が女性形の場合、また複数形の場合は通常のルール通り語尾が変化します。

例外2. 女性形が変化しない形容詞

元々の男性形の形容詞が『e』で終わっている場合は男性形と女性形に変化はありません。

つまり、『rouge』の場合は女性形でも変化がないということですね!

男性形と女性形が同じ形容詞

J’aime le vin rouge.
私は赤ワインが好きです。

Il a acheté une chaise rouge.
彼は赤い椅子を買いました。

『chaise』は女性形ですが、『rouge』のまま変化はしません。

例外3. 女性形が『男性形+e』にならない形容詞

いくつかの形容詞は、単純に『男性形+e』で女性形にならないものもあります。

よく使う形容詞のみ紹介しておきます。

女性形が『男性形+e』にならない形容詞

良い(bon→bonne)
美しい(beau→belle)
新しい(nouveau→nouvelle)

C’est une bonne idée!
それは良いアイディアだね!

Elle porte une belle robe.
彼女は美しいドレスを着ています。

J’ai acheté des nouvelles boucles d’oreilles.
新しいピアスを買いました。

この3単語は日常でよく使う単語なので覚えておきましょう♪

まとめ

フランス語の場合、形容詞は基本的に名詞の後ろに付きます。

これは日本語や英語と異なる部分なので気を付けましょう。

ただし、名詞の前に付く形容詞が存在するなどいくつか例外もありますので、例外についても覚えるよう頑張りましょう!

形容詞の基本ルール

1. 形容詞は名詞の後ろに付く
2. 名詞に合わせて形容詞の単数形・複数形が決まる
3. 名詞に合わせて形容詞の性別が決まる

例外

1. 名詞の前に付く形容詞
→よく使われる単語で、かつ短めの単語であるもの

2. 女性形が変化しない形容詞
→男性形の形容詞が『e』で終わっている場合

3. 女性形が『男性形+e』にならない形容詞
→良い(bon→bonne)
 美しい(beau→belle)
 新しい(nouveau→nouvelle)

ポイント

フランス語は、複数形になった場合の最後の"s"は発音しない!

フランス語の基本的なことは以下のテキストブックで私は学習しました!

名詞の性別、冠詞、形容詞など基礎中の基礎から学べるので、一からフランス語を学びたいと思っている人にお勧めです♪

分かりやすい言葉で説明がされているので頭に入りやすい内容となっています。