初心者でもすぐに使えるフランス語【自己紹介編】
フランス語で挨拶が出来るようになったら、次は自己紹介です。
日本人は照れ屋さんが多く自分のことを話したがらない人も多いですが、欧米では聞いていないことでもどんどん自分のことを話してくれます。
別に欧米人のようになれ、と言うわけではありませんが、自分のことや自分の国のことくらいは自信をもって紹介できるようになりたいですね!
もじもじしてると色んな部分でつっこまれて、逆に大変ですよ(笑)
まだ【挨拶編】を確認していない人は、以下のページをご参照ください♪
名前
一番最初は名前の紹介です。
いくつか言い方がありますので見ていきましょう。
★私(の名前)は~です。
Je m’appelle Chirimari.
ジュ マペール チリマリ。
(私の名前はちりまりです。)
一番一般的な言い方です。
m’appelle の部分の動詞『appeler』 は『呼ぶ/電話をする』という意味なので、直訳すると「私は私をちりまりと呼びます」となりますが、意訳すると「私の名前はちりまりです」となります。
初心者の頃は文法がどうこう気にせず、このまま覚えてしまいましょう。
Je suis Chirimari.
ジュ スイ チリマリ。
(私はちりまりです。)
『Je suis~』は『私は~です』という意味になります。
上の例文よりもっと単純に「私はちりまりです」となります。
Mon nom est Chirimari.
モン ノン エ チリマリ。
私の名前はちりまりです。
『Mon nom est』が英語の『My name is』にあたるので、そのまま「私の名前はちりまりです」となります。
初めて会う人に対しての自己紹介なので、「はじめまして」も言っておきましょう。
★はじめまして
Enchanté(e).
アンシャンテ。
フランス語には形容詞に男性形と女性形があります。
男性が「はじめまして」という場合は「Enchanté.」、女性が言う場合は「Enchantée.」と最後に『e』がつきます。
発音はどちらも同じ「アンシャンテ」ですので、文字にするときだけ注意してください。
★相手の名前を聞く場合
Comment vous appelez-vous?
コマン ヴ ザプレ ヴ?
(お名前は何ですか?)
『Comment』は英語の『How』に相当するので、『どのような』という意味になります。
直訳すると、「あなたはあなたをどのように呼びますか?」となりますが、意訳すると「あなたのお名前は何ですか?」となります。
『vous』は初対面の人に使う丁寧語なので、基本的に名前を聞くときは『vous』を使うことになります。
Comment tu t’appelles?
コマン テュ タペル?
(名前はなんて言うの?)
『tu』は親しい間柄に使うので、初対面の人に使うことは基本的にないかもしれませんが、初対面でも子供相手には『tu』を使うようなので、子供に名前を尋ねるときに使いましょう。
年齢
歳を取るにつれて年齢はあまり言いたくなくなってきますが、一応年齢を伝えるフレーズは覚えておきましょう。
フランス人も日本人と同じで、女性に年齢を聞くのは失礼と暗黙の了解のようで、男性からわざわざ年齢を聞いてくる人はいません(笑)
★私は~歳です。
J’ai 20 ans.
ジェ ヴァン タン。
(私は20歳です。)
年齢に関しては少し特殊で、『être(~である)』ではなく『avoir(~を持つ)』を使います。
ですので、直訳すると「私は20年持っています」になりますが、「私は20歳です」と言う意味になりますので注意してください。
★相手の年齢を聞く場合
こちらの年齢を伝えたんだから相手の年齢も聞いていいでしょう。
ということで、相手の年齢を聞く場合のフレーズです。
Quel âge avez-vous?
ケラージュ アヴェ ヴ?
(おいくつですか?)
『Quel âge』は『何歳』という意味です。
子供に聞くときは『tu』を使います。
Quel âge as-tu?
ケラージュ ア テュ?
(何歳?)
出身/国籍/住まい
海外にいると必ず聞かれる質問の1つが国籍ですね。
他の国出身と間違われないためにも伝えておくのがベストです。
また、フランス人は日本好きな人が多いので、日本出身だと言うとそこから話が盛り上がることもありますよ♪
★私は~(出身)です。
一番簡単な言い方が『Je suis』を使った以下のフレーズになります。
Je suis japonais(e).
ジュ スイ ジャポネ(ーズ)。
(私は日本人です。)
主語が男性の場合は『japonais(ジャポネ)』、女性の場合は『japonaise(ジャポネーズ)』になります。
この場合は国籍を伝える形となります。
Je viens du Japon.
ジュ ヴィアン デュ ジャポン。
(日本出身です。/日本から来ました。)
『~から来る』と言う意味の『venir』を使った表現も出来ます。
この場合は、国籍ではなく出身国を伝える形となります。
国名ではなく、都市名を伝えたい場合にも使えます。
Je viens de tokyo.
ジュ ヴィアン ドゥ トーキョー。
(東京出身です。)
★相手の出身/国籍を聞く場合
D’où venez-vous?
ドゥ ヴネ ヴ?
(出身はどちらですか?)
親しい人に聞くときは『tu』で聞いても構いません。
D’où viens-tu?
ドゥ ヴィアン テュ?
(出身はどこ?)
国籍を聞く場合は以下になります。
Quelle est votre nationalité?
ケレ ヴォートル ナショナリテ?
(国籍は何ですか?)
Quelle est ta nationalité?
ケレ タ ナショナリテ?
(国籍は何?)
ただ、自己紹介の際に質問する場合は、国籍を聞くよりもどこ出身か聞くのが一般的かと思います。
英語でも「Where are you from?」と聞くのが一般的ですよね。
★私は~に住んでいます
どこの国出身か伝えたら、住んでいる場所も伝えてみましょう。
J’habite à Paris.
ジャ ビットゥ ア パリ。
(パリに住んでいます。)
仕事
フランス人は相手が何の仕事をしているか非常に興味があります。
私が子供の誕生会に保護者同伴で招待されたときも、皆さんで自分の仕事を紹介しあっていました。
フランス人は収入について聞くのはマナー違反らしいですが、仕事自体はどんどん深堀して聞いていいようです(笑)
★私の仕事は~です。
自分の職業を伝える時は『être』を使います。
Je suis infirmière.
ジュ スイ アンフィルミエール。
(私は看護師です。)
★相手の職業を聞く場合
Qu’est-ce que vous faites?
ケ ス ク ヴ フェットゥ?
(お仕事は何をされていますか?)
友達など親しい間柄であれば『tu』で聞いても大丈夫です。
Qu-est-ce que tu fais?
ケ ス ク テュ フェ?
(仕事は何してるの?)
直訳すると「何をしていますか?/何をしてるの?」になるのですが、普段何をしているのか?と言われたら、基本仕事をしているのでこのようなフレーズになるのかもしれませんね。
英語の場合も「What do you do?」で、「お仕事は何ですか?」と言う意味なので同じようなものです。
家族構成
フランス人は家族についても非常に興味を持っています。
兄弟姉妹はいるのか、いたら仕事は何をしているのか、何歳なのか、子供はいるのか、両親は何をしているのか、元気か、次から次へと質問が来ます(笑)
★私は兄弟/姉妹が何人います。
J’ai une sœur et deux frères.
ジェ ウヌ スール エ ドゥー フレール。
(姉が一人と弟が二人います。)
『sœur』が姉と妹、『frère』が兄と弟の両方の意味を持ちます。
上記のように単純に『sœur』と『frère』を使ってもいいですし、よりはっきりと言う場合は『grand』や『petit』を使います。
J’ai une grande sœur et deux petits frères.
ジェ ウヌ グランドゥ スール エ ドゥー プティ フレール。
(姉が一人と弟が二人います。)
この後は上記で紹介した例文を応用して、お姉さんは何歳か、何の仕事をしているかなどを伝えてみましょう。
★一人っ子の場合
Je suis enfant unique.
ジュ スイ アンファン ユニーク。
(私は一人っ子です。)
★兄弟がいない場合
Je n’ai pas de frères.
ジュ ネ パ ドゥ フレール。
(兄弟はいません。)
★姉妹がいない場合
Je n’ai pas de sœurs.
ジュ ネ パ ドゥ スール。
(姉妹はいません。)
趣味
自分が何に興味があるか伝えたらより話が弾む可能性がありますよね♪
好きなもの、好きなこと、嫌いなもの、嫌いなことなどを伝えてみましょう。
★私は~が好きです
J’aime le film.
ジェム ル フィルム。
(映画が好きです。)
フランス人は芸術の国に住んでいるだけあって映画が大好きです。
子供も大人もおじいさんもおばあさんもよく頻繁に映画を見に行きます。
私も義両親に会うとしょっちゅう「何か映画観た?」と聞かれますが、フランス語で観るのがつらいのでほとんど観に行ったことがありません(^-^;
スポーツについても『J’aime』で伝えることが出来ます。
J’aime le football.
ジェム ル フットボール。
(サッカーが好きです。)
趣味だけではなく、好きな『動物』や『人』も『J’aime』が使えます。
J’aime les chats.
ジェム レ シャ。
(猫が好きです。)
J’aime Marie-Antoinette.
ジェム マリー・アントワネット。
(マリー・アントワネットが好きです。)
固有名の場合は名詞の前に冠詞の『le, la, les』をつける必要がありません。
★私は~が好きではありません。
好きではないものや苦手なものも伝えてみましょう。
Je n’aime pas le ski.
ジュ ネーム パ ル スキー。
(スキーが好きではありません。)
Je n’aime pas cuisiner.
ジュ ネーム パ キュイジネ。
(料理が好きではありません。)
あまり好きではない、苦手の場合は『Je n’aime pas』で問題ありません。
本当に大嫌いと言いたい場合は『détester』を使います。
Je déteste les serpents.
ジュ デテストゥ レ セルパン。
(蛇が大嫌いです。)
まとめ
挨拶編から自己紹介編までできれば、ある程度フランス人と会話ができるようになりますね!
次は「~がほしい、やりたい」と自分の気持ちを相手に伝えたり、「~できますか?」「~は何ですか?」などの疑問形も学習していきましょう!
テキストブックで合わせて勉強するとより上達しますので、独学で勉強される方も、テキストの活用をお勧めします(^^)
初級中の初級、【挨拶編】を確認していない人は、以下のページをご参照ください♪