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フランスの子供に人気のゲーム特集♪

フランスの子供が遊ぶゲームは日本の子供が遊ぶゲームと違うのでしょうか?

お外での遊びであれば公園で砂場遊びをしたり、滑り台をしたり、アスレチックをしたり、ブランコをしたり、サッカーをしたりと日本とそう変わらないかと思います。

では、お家の中で遊ぶゲームはどうでしょうか?

今回は、フランスの4、5歳の子供がお家の中で遊ぶゲームについてご紹介します♪

日本とフランスの遊びの違い

テレビ

日本では日常的にテレビがついているのが一般的で、特に子供に見せるわけでもなくニュースやバラエティや歌番組が流れているご家庭が多いかと思います。

学校や職場ではテレビの話で盛り上がったりするので、テレビ無しの暮らしだと世の人々の流行についていくのが難しいかもしれません。

また、最近ではYoutubeやNetflix、Amazon Primeやディズニーチャンネルなど、テレビ以外の媒体でも何かしら番組を見ることが出来ます。

今世間で流行っているものが流れているので、同じクラスの子供たちと同じ話題で楽しむためにはテレビやYoutubeなどを見せることに抵抗がない親がほとんどです。

テレビゲーム

娘が4歳の時に、夏休みに1週間だけ日本の幼稚園に預けたのですが、そこでは男の子たちは皆『鬼滅の刃』のキャラクターの話をしていて、私がポカーンとしていると先生が「子供たちお家で鬼滅のゲームをやっているみたいで(^-^; お兄ちゃんがいる子たちはもうこの歳でゲームもやってるみたいです」と教えてくれました。

日本では子供がテレビを見たりテレビゲームをしたりすることが普通のことのようにとらえられています。

一方フランスでは、子供にテレビを見せることはよくないとされています。

確かにネットで『2歳まではテレビを見せない、2歳以上は一日2時間まで』がよいという記事を見たことがあります。

日本でもテレビを見せない(見せすぎない)子育てをされている親もいると思いますが、フランスではテレビを見せない子育てが大半です。

そもそもフランスには面白い番組が正直ないので成り立つ気もしますが(笑)

日本がテレビをやめられない理由は、アニメやバラエティやお昼の情報番組、ドラマや歌番組など面白くて見逃せない番組が多いせいもあるのではないかと思います。

というわけで、フランスの子供はテレビを見ないしテレビゲームをしないのであれば、お家では何をして遊んでいるのでしょうか?

今回は私の4歳の娘がお気に入りのボードゲームやカードゲームをご紹介します♪

ボードゲームやカードゲームの利点

ボードゲームやカードゲームで遊ぶ利点は、何と言っても親も一緒に参加して遊べる点です!

しかも体は動かさなくていいんです!

お絵描きや塗り絵は、子供が一人でやっていてくれるとすごく助かるのですが、意外と親も一緒にお絵描きをしたり塗り絵をしたりすることを要求してきます。

お絵描きは想像力が必要で、何を描こうかいつも迷ってしまいますし、塗り絵を一緒にすると言っても別々の塗り絵を同じ時間にするというだけで一緒に遊んでいるわけでもないのに時間をつぶされてしまいます(笑)

風船でバレーボールをするのも楽しいのですが、体を動かすので徐々に疲弊してきます(^-^;

ボードゲームやカードゲームは一緒に遊べる上に対決も出来て、さらに頭も使うので、親としても頭の体操になって一緒に有意義に楽しむことが出来るのです♪

DOUBBLE -ドゥブル-

DOUBBLE

『DOUBBLE』は、30~40枚ほどのカードにそれぞれいくつかの絵が描かれています。

カードを全て表にして積み上げて、プレイヤーはそれぞれ1枚ずつカードを手元に置いておきます。

ゲームを開始したら、積み上げられたカードの一番上に書かれた絵と、自分のカードにある同じ絵を探し、見つけたらその名前を言いながらカードをタッチします。

例えば、自分のカードに『唇、しずく、がいこつ、もみじ、炎、カメ、爆弾』が描かれていて、積み上げられた一番上のカードに『太陽、花、かまくら、シマウマ、がいこつ、おばけ、蜘蛛の巣』が描かれていたら、『がいこつ!』と言ってカードにタッチします。

先にカードにタッチした人がそのカードをゲットし、最終的にカードが一番多い人が勝ちとなります。

同じ絵を探す集中力と、言葉でその絵の名前を言わなければいけないので単語力が養います。

フランス語では『ドゥブル』、英語では『ダブル』と呼びます。

何人でも遊べます。

mini family -ミニ・ファミリー-

mini family

『mini family』はフランス語では『7 familles(セットゥ・ファミーユ)』とも言います。

7種類の家族のカードがあり、それぞれパパ、ママ、息子、娘の4枚のカードがあります。

家族は、『サーカス』、『騎士』、『マジシャン』、『おばけ』、『カエル』、『魔法使い』、『王族』の7種類です。

最初にカードをよく切って、5枚ずつプレイヤーに配ります。

家族を全て揃えていくゲームで、最初のプレイヤーは、まずカードを尋ねたいプレイヤーを指定し、どの家族の誰が欲しいか伝えます。

例えば、自分が『カエル』の『パパ』と『ママ』を持っていたら、「パパ、カエルの息子持ってる?」と聞きます。

パパがカエルの息子を持っていたらそのカードをあげ、引き続き同じプレイヤーが「ママ、カエルの娘持ってる?」などと聞きます。

家族が4人揃えばそのカードはテーブルに置きます。

尋ねた相手が欲しかったカードを持っていなかったら裏返しに積み上げられたカードから一枚引き、次のプレイヤーが同じように欲しいカードを尋ねていきます。

最終的に揃えたカードが多い人が勝ちとなります。

2~7人で遊ぶことができます。

質問と答えによって、誰がどのカードを持っているかいないかという記憶力と、誰に何を聞くかという戦略力が養います。

ちなみに私はこのゲームがとても苦手で、誰がどのカードを持っているかいないか、全然覚えられません(笑)

本気でやって4歳の娘に負けます(笑)

memory -メモリー-

memory

『memory』は日本でもよくある『神経衰弱』です。

子供用にかわいい絵柄のものが売っています。

全てのカードがペアになっていて、裏返しに並べてスタートです。

カードを一枚めくり、同じカードを探します。

次のカードが同じカードであればそのペアのカードはゲットし、新しいカードをまた1枚めくります。

次のカードが違うカードであればめくった2枚のカードを裏返しにして、次のプレイヤーがカードをめくりペアを探していくゲームです。

最終的にゲットしたカードが多い人が勝ちとなります。

どのカードがどの場所にあるか覚える必要があるので、記憶力と集中力が養います。

2人以上から遊べます。

puzzle -プズル-

puzzle

『puzzle』も日本でも人気ですよね♪

1枚の絵がいくつものピースに分けられているので、ピースをはめて1枚の絵を完成させていきます。

最初のうちは見本を見ながらやってもいいですが、慣れてきたら見本を見ずにやるとより頭を使って面白いです。

これは娘と一緒に同じパズルをやるのではなく、それぞれ別のパズルを同時にスタートし、どちらが先に完成できるか競争します。

パズルが完成したら、崩してピースをバラバラにし、何度でも楽しめます。

ピースの一角が真っすぐだからこれは端のピース、ピースの二角が真っすぐだからこれは四隅のピース、このピースにはこの色が入っているから、というように、形態知覚能力が養われます。

また、ピースを完成させるための集中力も養われます。

フランス語では『プズル』、英語では『パズル』と呼びます。

CLEUEDO -クルエド-

CLEUEDO

『CLEUEDO』は犯人当てゲームで、『誰が何時に何を壊したか』を当てるゲームです。

ボード上に容疑者6人と、家具6つのコマを置きます。

容疑者のコマには、裏に『車のおもちゃ』、『くまのぬいぐるみ』、『ボール』などおもちゃの絵が描かれた台をそれぞれはめ込みます。

家具のコマには、裏に『11:00』、『12:00』、『13:00』など時刻が書かれた台をそれぞれはめこみます。

プレイヤーはそれぞれ容疑者を一人選びます。

付属の、容疑者とおもちゃと家具と時刻が全部書かれた紙をそれぞれもらいます。

自分の選んだ容疑者の台の裏を見て、書いてあるおもちゃとその容疑者を消します。

容疑者の台の裏がおもちゃの絵ではなく、箱の絵だった場合は、犯人はその容疑者になります。

容疑者たちのスタート地点と家具の位置はそれぞれボード上で決まっていて、最初のプレイヤーがサイコロを振ります。

サイコロは、『2』、『3』、『4』と白色と黄色の目があります。

数字が出たら、自分が選んだ容疑者を足跡の上を進ませます。

白色が出たらまだ消されていない容疑者の台の裏を確認し、書かれているおもちゃとその容疑者を消します。

黄色が出たらまだ消されていない家具の台の裏を確認し、書かれている時刻とその家具を消します。

自分が止まったマスが白色だった場合や黄色だった場合も同様に行います。

最終的に消されなかった『容疑者』、『おもちゃ』、『時刻』が、『犯人』、『壊されたおもちゃ』、『壊した時刻』となります。

推理力と言うよりは、出た目の通りに行動ができるかという理解力、また、時刻を読む能力が養われます。

フランス語では『クルエド』、英語では『クルード』と呼びます。

2~6人で遊べます。

échecs -エシェク-

échecs

『チェス』も日本でも遊ばれているゲームですね。

大人でも難しいゲームですが、娘の通っている学校では授業でチェスをすることがあるそうです。

白と黒に分かれて、二人での対戦となります。

駒は、『ポーン(兵隊)』が8個、『ナイト(騎士)』、『ビショップ(僧侶)』、『ルーク(戦車)』がそれぞれ2個ずつ、『クイーン(女王)』が1個、『キング(王様)』が1個です。

白が先手でコマを1つ動かし、次に黒がコマを1つ動かし、と順にコマを動かしていき、相手の『キング』を取れば勝ちとなります。

それぞれのコマのルールについては細かすぎるので省きます(笑)

ちなみにフランス語で「コマを取る」は「manger(食べる)」というそうで、初めて聞いたときはビックリしました(笑)

コマを「食べる」と言うんですね。

チェスはルールが複雑で難しいので、娘にはゲーム中に1つ1つ教えながらやっています。

次の手を考える戦略力と集中力が養います。

フランス語では『エシェク』、英語では『チェス』と呼びます。

まとめ

今回は、フランスの子供たちが遊ぶボードゲームやカードゲームについてご紹介しました!

フランスではテレビを見せない教育が主流なので、お家で遊ぶとなると何かゲームがないと大変です。

4,5歳になってくるとボードゲームやカードゲームなども理解してくるので、一緒に遊ぶことが出来るようになります。

おままごとや人形遊びに付き合うだけということがなくなり、大人も一緒に楽しめるゲームが出来るようになってくるので大分楽になりますよ♪(笑)

最初にルールの説明をして理解してもらうのが少し厄介ですが、理解さえすれば子供も夢中になって遊びます。

テレビやテレビゲームばかりではなく、頭を使うボードゲームやカードゲームを徐々に教えてあげると、『集中力』、『記憶力』、『形態知覚能力』、『理解力』、『戦略力』が身に付くので、是非お誕生日にプレゼントしてみてください!

『パリでの子育て。お外遊びの場合♪』の記事はこちらからどうぞ(^^)

子育て

Posted by ちりまり