フランスで子育て。子供にお勧めの絵本は?
子育てに必須なのが絵本♪
まだ文字を読むことはできないけれど、可愛らしい絵とストーリーで子供たちは話の中に引き込まれていきます。
私の4歳の娘はテレビを極力見せない教育方針のため、家には赤ちゃんの頃からたくさんの絵本が溢れていますし、絵本が大好きです。
ねんねの前には必ず絵本の読み聞かせをします。
フランスにいるのでもちろんフランスの絵本が日本の絵本より多いのですが、フランスの子供たちはどのような絵本を読んで育っているのでしょうか?
私の娘が読んでいる(読んでいた)お気に入りの絵本をいくつか紹介します♪
0歳~1歳
まだお話をあまり理解できない0歳の頃は、出産祝いにお友達からいただいた『はらぺこあおむし』のソフトブックをよく見せていました。
生地は布で出来ていて体にぶつかっても痛くないですし、軽いので体の上に乗っかってしまっても安心です。
また、この頃は何でも口に入れてしまうので、布製だと洗うことも出来るので便利だと思います。
最初はストーリーというよりは絵に興味を持たせる感じのものを見せていました。
1歳~2歳
ボタンを押すと歌が流れる絵本もあります。
日本人なら誰もが知っている童謡だったり、英語のものもお勧めです。
0歳の頃から聞かせても全然大丈夫です。
大きくなってくるとメロディーを覚えて一緒に歌うようになってきます(^^)
小さい頃は吸収率が早いので、結構すぐに覚えますよ♪
娘は『どんぐりころころ』『かえるのうた』『ぞうさん』『こぶた、たぬき、きつね』『おもちゃのチャチャチャ』など歌えるようになりました。
日本語は片言なのですが、歌は日本語のものも歌えています。
しかけ絵本も子供が喜びます。
ただ絵本を読むだけじゃなく、自分で絵本を触って感触を確かめたり、動かしたりすることで脳が刺激されます。
例えば動物の本だとしたら、動物の毛が絵本にくっついていて、実際に触って確かめてみたり、ボタンを押すと動物の鳴き声が聞けたりします。
おうちの本だとしたら、鏡のような素材がくっついていて自分を映して見てみたり、扉はパカッと指で開けれるようになっていたりします。
車の絵本の場合もボタンを押すと救急車やパトカーのサイレンが鳴ったりして、目だけでなく耳や手触りなども楽しむことが出来てお勧めです♪
赤ちゃんの絵が描かれていて、哺乳瓶が動かせるようになっていて赤ちゃんに哺乳瓶を飲ませる絵本も面白いですよ♪
世界中の絵本を扱っている『ワールドライブラリー』の、0~3歳の赤ちゃんにお勧めのしかけ絵本3冊セットも非常にお勧めです!
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2歳~3歳
2歳以上になってくるとどんどん言葉を覚えていきます。
話の内容が分からなくてもいいので、徐々にストーリー性のあるものを読んであげていいと思います。
私の娘は1歳半からフランスに移ってきたので、この頃からはほとんどフランスの絵本を読み聞かせるようになってきました。
キャラクター性もあって話も長くなく、短めで見た目も楽しめるお勧めの絵本が『バーバーパパ』です。
『バーバパパ』はフランスとアメリカの絵本作家夫婦によって作られた絵本です。
日本でも昔アニメがやっていましたよね?今の子供たちは知らないかもしれませんが(笑)
フランス語で『Barbe à papa(バーバパパ)』はそもそも『パパのおひげ』のことで、綿菓子がパパのおひげに見えることから綿菓子のこともフランスでは『Barbe à papa』と言います。
そう、バーバーパパは綿菓子のキャラクターなんですね!
我が家にあるのはフランス語版で何冊かあるのですが、『バーバパパのはこぶね』は意外と環境問題を考えているストーリーで深い内容でした。
少し内容を説明すると、車や工場などから出る排気ガスによる大気汚染のためにマスク無しで生きられなくなり、また、動物を狩って毛皮をファッションの一部にするという人間の身勝手のために動物もどんどん減っていったので、バーバパパたちが動物たちと一緒にはこぶねに乗って別の星へ脱出するという内容です。
コロナが流行り、世界中でマスクを着けている様子がこのお話に似ていて、本当にいずれ生物は地球に住めなくなるのではないかと思わせる内容でした。
こちらもフランスの絵本で『T’choupi(チュピ)』と言います。
『T’choupi』もシリーズものなので、違うストーリーのものがいくつも出版されています。
なんだか日本のアニメキャラクターとは全然違ってあまり可愛くない気がしますが(笑)、フランス人の子供たちは喜んでこの絵本を読みます。
チュピはペンギンなのでしょうか?それもよく分かりません(笑)
ストーリーは短めで簡単なので2、3歳の子供にお勧めです。
チュピはフランスの子供たちに人気なので、チュピのキャラクターを使った知育玩具も出ています。
こちらもフランスの子供たちに人気の絵本、『Monsieur Madame(ムッシュー・マダム)』シリーズです。
『ムッシュー・マダム』に出てくるキャラクターは名前が全て性格を表しています。
元々はイギリスの作家によって作られましたが、フランス版ではちゃんとフランス語に直されています。
例えば写真にある『MME OUI』は『Oui(はい)』ばかりを言うマダム、『M.ENDORMI(うとうとする/寝る)』は寝てばかりのムッシュー、『MME PRINCESSE(お姫様)』はお姫様のキャラクターです。
話の中では名前の通りのことをしてくれるので、フランス語を勉強中の私にとってもいい絵本です(笑)
キャラクターも可愛いし、話も短めなのでお勧めです。
娘もほぼ全部のキャラの絵本を持っています。
日本語の絵本も読み聞かせたいということで、私は世界名作えほんを娘の誕生日とクリスマスに10冊ずつ日本から送ってもらっています。
1冊400円ほどなので、10冊買っても約4,000円と非常にお得です。
世界名作なので大人も知っている話がほとんどで、子供も気に入るお話ばかりです。
日本の童話は少し古臭い言い回しがあるので実際の日本語を教えるのとはちょっと違う言い回しもありますが、桃太郎や浦島太郎などストーリーが面白いので気にせず読み聞かせてあげましょう♪
娘はアンハッピーエンドが嫌いなようで、人魚姫やかぐや姫は読みたがりません(笑)
3歳~4歳
3歳から4歳になってくるともっと話の長いストーリー性のあるものも興味を持ち出します。
今まで紹介した絵本も子供っぽすぎるからと言わず、大きくなってからでも読んであげていいと思いますよ♪
話があまり長いと途中で飽きてしまうので、長い場合は臨機応変に飛ばし読みをして調節してください。
普通の絵本に限らず、漫画を読ませてあげてもいいでしょう。
娘は『Sylvain et Sylvette(シルヴァンとシルヴェット)』のシリーズが好きでよく読んでいます。
1人で読む場合は、文字はまだ理解できないので絵の部分だけを楽しんでいます。
他には、指定された絵を探す『Cherche et trouve(探して見つける)』も面白いですよ♪
親も一緒になって探して、どっちが先に見つけるか競争です!
でもなるべく子供に勝たせてあげないと拗ねてしまいますが…(笑)
1歳の頃から読ませているのは、姉からプレゼントしてもらった『おしりたんてい』シリーズです。
おしりたんていは3歳以上向けなのですが、娘は1歳の頃からずっと気に入っていて、今はねんねの前の日本語の絵本は『おしりたんてい』しか読ませてくれません(笑)
世界名作えほんも読んでほしいんですが…(^-^;
その他、恐竜や忍者などの図鑑も読ませるようになりました。
恐竜はやっぱり子供に人気ですね!女の子でも好きみたいです♪
私はティラノサウルスとトリケラトプスとステゴザウルスとプテラノドンくらいしか知らないのですが、時代によって色んな恐竜がいたことが再発見できて大人の私も面白いです!
娘は『フクイティタン』が一番好きなのですが、何も知らずに日本の恐竜を選ぶあたりやはり日本人の血が流れているからなのか…と思いました(笑)
忍者も海外では人気がありますし、子供にも面白いかと思って購入してみました。
私が購入した図鑑はどちらもしかけ絵本になっていて、恐竜の図鑑はめくったら骨があったり、忍者の図鑑は忍者が隠れていたりして面白いですよ♪
娘は図鑑の最後に載っている『臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前』の印を結んで喜んでいました(笑)
1歳~7歳
『ワールドライブラリー』では、月に一度世界の絵本をご自宅にお届けするサービスも行っています。
日本語に翻訳された30か国もの国の絵本を、絵本の専門家が年齢に合わせた本を選んで配送してくれるという、非常にありがたいサービスです♪
ストーリー絵本だけではなくしかけ絵本もあるので、体も使って読書を楽しめます。
1歳~7歳の子供を対象としていますので、長くご利用可能なのも嬉しいですね!
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まとめ
絵本は年齢ごとにお勧めのものがありますが、あまり年齢を気にせず小さいときから少し大きい子向けの絵本を見せてあげても全然大丈夫だと思います。
ストーリーが分からなくても読み聞かせて耳を慣れさせることが大事ですし、挿絵を楽しむだけでも十分です。
日本語、英語、フランス語の違いも分からない時期なので何語でもいいから絵本はいっぱい与えてあげましょう。
視覚、聴覚、触覚をふんだんに使って小さいときから脳に刺激を与えることが大事だと思います♪
子供は同じ話でも何度でも何度でも読みたがりますし、1冊あたりもそこまで高くないので、絵本は本当に重宝しますよ(^^)