フランスでの医者の予約方法と病院で使えるフレーズ
海外に住んでいると不安になることの一つが『病気やケガ』などの体調不良になったときです。
そもそも体調が悪く精神的にも落ち込んでいるところへ、医者を予約する、フランス語で症状の説明をするといった大変な作業が発生し、余計につらくなってしまいますよね。
今回は、病気になってしまったときの医者の予約方法、そしてその際に使えるフレーズをご紹介します。
医者の予約方法
フランスでは、風邪を引いたとか腰が痛いとか何か体調不良を感じた場合は、まずはかかりつけの医者に予約をとります。
急に大きな病院に行くことは出来ず、病院に行くにはかかりつけの医者から紹介状を出してもらう必要があります。
それではまず、かかりつけの医者の予約を取りましょう。
『Doctolib』にアクセス
フランスでは全国的に以下の『Doctolib』というサイトから医者の予約が出来るようになっています。
★Doctolib予約サイト
https://www.doctolib.fr/
Doctolibのサイトは医者によって表示される内容が変わってきますので、以下に紹介するのは一般的な予約の方法となります。
1.場所に自分の住んでいる地域を入力し、『Rechercher』をクリック
地域にはパリだけではなく、自分がパリの6区に住んでいるのだとしたら『Paris 6』まで含んで検索してみても大丈夫です。
なるべく自分の家から近いお医者さんを探しましょう。
2.自分の行きたい医者を決めて日時をクリック
以下のようにお医者さん情報がリストになって表示されるので、住所や予約可能な日時を確認し、自分の行きたい医者を決め、希望の時間帯をクリックします。
3.『クリニック』で受診するか『ビデオ』で受診するか選択
最近ではビデオで受診してもらうことも出来るお医者さんもいるようです。
どちらにするか選びましょう。
熱が高くてどうしても動けないというときはビデオ受診だと非常に助かりますよね。
『Au cabinet』がクリニックでの受診、『En vidéo』がビデオでの受診になります。
4.クリニックでの受診を選択した場合、クリニックの住所を確認し、このお医者さんに診てもらうのは初めてかどうか答える
⑤で、以前にこの医者にかかったことがあれば『Oui』、初めての受診であれば『Non』を選択します。
5.受診の理由を1つ選択
理由は上から順に以下の内容となっていますので、自分の受診理由に合うものを選択しましょう。
・一般内科の初診
・一般内科2回目以降の受診
・小児科医の相談
・診断書
・承認された医療相談(運転免許以外)
・小児科の初診
・幼児相談(8日目、9か月目、24か月目)
・スポーツ適性証明書
風邪を引いたなどの理由で初めて受診する場合は一番上を選択します。
6.『PRENDRE RENDEZ-VOUS』をクリック
7.確認画面が表示されるので、問題なければ『J’ACCEPTE』をクリック
クリニックでの受診ではマスクの着用が必須となっていますので、必ずマスクを着用していきましょう。
8.『J’AI LU ET J’ACCEPTE LA CONSIGNE』をクリック
9.『S’INSCRIRE』をクリックしてアカウントを作成
既にDoctolibのアカウントをお持ちの場合は、『SE CONNECTER』をクリックして、進めてください。
右側に、予約予定のお医者さん情報が表示されています。
10.個人情報を記入
上から順に以下を記入していきます。
・携帯電話番号(携帯を持っていなければ固定電話番号)
・メールアドレス
・上で入れたのと同じメールアドレス
・生年月日(日/月/年)
・パスワードを決める
『J’accepte les Conditions d’Utilisation de Doctolib』にチェックを入れて『S’INSCRIRE』をクリックします。
11.『POURSUIVRE』をクリック
個人情報はDoctolibが管理し保護する旨の内容が書かれています。
12.携帯に送られてきた承認番号をDoctolibサイト上に記入してログイン
承認番号が合っていればアカウントは無事作成され、ログインできます。
13.ログイン後、予約内容の確認
予約が完了すると、以下のように予約日時とお医者さんの名前が表示されるので確認して、当日遅れずに行きましょう。
ちなみに、キャンセルする場合は赤字で書かれている『Annuler le RDV』をクリックして下さい。
病院で使えるフレーズ
続いては、病院で使えるフレーズをご紹介します。
J’ai un rhume.
ジェ アン ルム。
J’ai le nez qui coule.
ジェ ル ネ キ クル。
Je tousse.
ジュ トゥス。
J’ai de la fièvre.
ジェ ドゥ ラ フィエーヴル。
38度の熱があると言いたい場合は以下のように言います。
J’ai trente-huit de fièvre.
ジェ トラントゥウィットゥ ドゥ フィエーヴル。
J’ai mal à la tête.
ジェ マラ ラ テットゥ。
J’ai mal à la gorge.
ジェ マラ ラ ゴルジュ。
J’ai des frissons.
ジェ デ フリッソン。
J’ai mal au ventre.
ジェ マロ ヴァントル。
J’ai envie de vomir.
ジェ アンヴィ ドゥ ヴォミール。
J’ai la diarrhée.
ジェ ラ ディアレ。
まとめ
フランスで病気になってしまったときは、まずはDoctolibでお医者さんを予約してください。
★Doctolib予約サイト
https://www.doctolib.fr/
電話ではなくオンライン上で出来るので、フランス語が出来なくても意味を調べながら進めることも出来るので安心です♪
また、キャンセルに関してもオンライン上で簡単にキャンセルできるので助かりますよね。
ただ、かかりつけの医者の場合は予約が当日取れることはほとんどなく、ひどいときには一週間後の予約となる時があります。
そのため、風邪を引いたなと感じたらまずは医者の予約を取ってしまった方がいいと思います。
1週間後に治っていればキャンセルをすればいいですし、症状がひどくなってから予約をすると間に合わないかもしれません。
救急で行くこともできますが、予約は出来ないので一日中待たされる可能性もあるそうです。
日本と医者のシステムが違うので少し不便ですが、病気になった場合はまずはすぐにかかりつけの医者に予約を取るようにしましょう!