フランス朝食の定番『クロワッサン』の形♪
フランス人が朝食に食べるイメージの『Croissant(クロワッサン)』。
もちろん朝食に食べるのが一般的ですが、実はフランス人でも毎朝毎朝クロワッサンを食べているわけではありません。
平日は仕事や学校がある人がほとんどのため、朝からわざわざパン屋さん(Boulangerie)に行ってクロワッサンを買ってくるのは一苦労です。
そのため、平日は日本の食パンのような『Pain de mie(パン・ド・ミ)』や、『Pain au lait(ミルクパン)』や『Brioche(ブリオッシュ)』など、袋にいくつも入っているものをスーパーで購入して食べることがほとんどです。
もちろんスーパーにも袋入りのクロワッサンが売っているのでそれを食べることはあるでしょう。
ただ、毎朝毎朝パン屋さんでクロワッサンを購入して食べることはありません。
週末の朝にパン屋さんに買いに行ったり、カフェに行って食べたりするか、おやつとして食べたりするのが一般的です。
また、パン屋さんで買うクロワッサンはスーパーの大量販売の袋入りのクロワッサンとは美味しさが全然違います。
パン屋さんのクロワッサンは表面がカリカリで中はもちもちで、日本で食べていたクロワッサンとも全然違います!
日本にいればなんでも美味しいものが食べられると高を括っていてはいけません。
フランスのクロワッサンはそれをも凌ぐ美味しさなのです!
私も毎週末パン屋さんで買ったクロワッサンを食べていますが、毎回美味しくて感動しています♪
さて、そんなクロワッサンですが、実は『Croissant(クロワッサン)』はフランス語で『三日月』という意味もあるのはご存じでしょうか?
『クロワッサン』は『三日月』の意味
『Croissant(クロワッサン)』はフランス語で『三日月』の意味と言いましたが、正確には『Croissant de lune』で『三日月』の意味になります。
『lune』が『月』という意味になります。
パンが三日月の形をしているから『クロワッサン』と名付けられたんですね!
…あれ?
クロワッサンって確かに三日月のイメージがありますが、クロワッサンって実際三日月の形をしていましたっけ??
クロワッサンの形の違い
確かに三日月型のような曲がったクロワッサンもありますが、ひし形のような真っすぐなクロワッサンもありますよね?
クロワッサンといえば三日月型と思い込んでいましたが、そういやいつも食べているのは三日月じゃないなと気づき、フランス人の夫に言ってみたらクロワッサンの形には2種類あることが分かりました。
三日月型クロワッサン
そもそも『三日月』という名前がついたクロワッサンはこちらのクロワッサンですね。
確かに三日月のような形に丸まっています。
三日月型のクロワッサンは『マーガリン』を使用して造られています。
ひし形クロワッサン
私がよく食べるクロワッサンはこちらです。
フランスのカフェでクロワッサンを注文した時もこちらのひし形のクロワッサンが出てきます。
ひし形のクロワッサンは『バター』を使って造られています。
基本的に『クロワッサン』と言うとこのひし形のクロワッサンのことも指しますが、特に『croissant au beurre(バタークロワッサン)』と呼ぶことも出来ます。
バターを使ったひし形のクロワッサンの方が味が濃厚で美味しいのですが、カロリーやコレステロールを気にする人はマーガリンを使った三日月型のクロワッサンを選ぶこともあるようです。
Pain au chocolat(パン・オ・ショコラ)
パン・オ・ショコラはクロワッサンの生地にチョコレートを包んだものになります。
こちらも朝食の定番で、クロワッサンと同じくらいよく食べられています。
私の夫はクロワッサンよりパン・オ・ショコラ派のようです。
パン・オ・ショコラもものすごく美味しいのですが、やはりチョコレートが入っているのでずっと食べていると甘くなってくるので私はクロワッサンのシンプルなバターの美味しさの方が好きです♪
まとめ
今回はクロワッサンの形には2種類あることが分かりました!
マーガリンを使った『三日月型』と、バターを使った『ひし形』のクロワッサンです。
クロワッサンの名前が『三日月』という意味なのに、現在ではひし形のクロワッサンの方が主流になってきているので、クロワッサンではなくひし形という意味の『losange(ロザンジュ)』と言うべきなのでしょうか?(笑)
どちらにしても、フランスのクロワッサンは日本のクロワッサンともまた違い、カリカリで濃厚で本当に美味しいので是非朝食にパン屋さんで購入してみてください♪
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