美味しいフランスのブリオッシュ♪

2023-02-27

フランスには美味しいパンがたくさんありますよね♪

バゲット(フランスパン)、クロワッサン、パン・オ・ショコラ(チョコパン)、パン・オ・レ(ミルクパン)、パン・オ・レザン(ブドウパン)、そしてブリオッシュ。

この中でも『brioche(ブリオッシュ)』は日本にいるときはあまり聞かない名前でした。

私が初めて『ブリオッシュ』というものを知ったのはニュージーランドに住んでいる時に行ったパン屋さんで、日本の食パンのようなフワフワなパンが売られていたので買って帰ったら、フランス人の夫が「ブリオッシュだ！」と言った時です。

それまでブリオッシュという名称のパンを知りませんでした。

Brioche(ブリオッシュ)ってどんなパン？

菓子パン(ヴィエノワズリー)の一種

『ブリオッシュ』はフランスの菓子パンの一種です。

フランスの菓子パンの中には先に挙げたように『クロワッサン』、『パン・オ・ショコラ』、『パン・オ・レ』、『パン・オ・レザン』などがあり、主に朝食やおやつとして食べられているものになります。

また、フランスではこの菓子パンの種類は『Viennoiserie(ヴィエノワズリー)』と呼ばれています。

実はフランス人にとってブリオッシュやクロワッサンなどのヴィエノワズリーと呼ばれる菓子パンは、『Pain(パン)』ではないそうです。

その話をフランス語勉強中に聞いたことがあったので夫に「クロワッサンはパンじゃないの？」と聞いてみたら「パンじゃない」と答えられました。

日本人にとってはクロワッサンはパンの一種という認識ですが、フランス人にとってはパンではないそうなのです。

そもそもヴィエノワズリーというカテゴリーがあることも知りませんでした(^-^;

『ヴィエノワズリー』は日本語では『菓子パン』と訳されており、『パン』がついているからパンの一種と思い込んでいました。

『菓子パン』というよりは『お菓子』という感覚になるのでしょうか…？

『パン・オ・ショコラ』や『パン・オ・レ』などは明らかに『パン』とついていますが『パン』ではなく『ヴィエノワズリー』になるそうです(笑)

とにかく、バゲットや食パンやバーガーパンなど甘くないパン(菓子パンではないパン)は『パン』、クロワッサンやブリオッシュやパン・オ・ショコラなど甘いパン(菓子パン)はパンではなく『ヴィエノワズリー』に分類されるんですね！

しかし、『ヴィエノワズリー』は日本人にとって難しいし長いから覚えづらいのでもうパンの一種でいいですよね(笑)

甘くないパンとの違い

さて、『ヴィエノワズリー』の一種である『ブリオッシュ』はバゲットなどの甘くないパンとは違う材料で造られています。

バゲットは小麦粉と塩、水とイーストのみで造られますが、ブリオッシュは水の代わりに牛乳を使い、バターと卵が加えられています。

バゲットは表面が硬く中がもちもちと歯ごたえがありますが、ブリオッシュは日本の食パンのように表面も中もフワフワで軽い食感です。

牛乳、卵、バターが入っているのでブリオッシュ自体にほのかに甘い味がついていて、何もつけずにそのまま食べることも出来ます。

私はブリオッシュの場合は何もつけずに食べますが、フランス人である夫や娘は既に味がついているブリオッシュにさらにジャムをたっぷり塗りたくって食べています。

甘すぎて気持ち悪くないかといつも思います(笑)

ちなみに日本の食パンのようなものはフランスでは『pain de mie(パン・ド・ミ)』に当たります。

パン・ド・ミは日本の食パンより小さめのものが多いです。

様々なブリオッシュ

クロワッサンは形は三日月型とひし形と決まっていますが、ブリオッシュは色んな形のものが売られています。

ブリオッシュと一口に言っても、クロワッサンに近い濃厚なバターを折り込んだ生地で出来ているものや、食パンに近い形や触感のものなど多種多様です。

スーパーで袋入りで売っているのは基本的に食パンのような形をスライスしたものになります。

パン屋さんに行くとパン屋によって違ったブリオッシュを造っています。

UFOのような形のブリオッシュ

コロネのようなブリオッシュ

食パンに近いブリオッシュ

ハリネズミのようなブリオッシュ

砂糖たっぷりでかなり甘めのブリオッシュ

これはかなり砂糖が練りこまれていて、生地もクロワッサンに近くカリカリサクサクしているので、日本人のイメージでも『パン』というより『お菓子』に近いかもしれません。

チョコチップ入りブリオッシュ

まとめ

今回はフランスのブリオッシュについてご紹介しました！

まず、ブリオッシュは『パン』ではなく『ヴィエノワズリー』だと言うことが分かりました。

何度聞いても覚えられない名前ですが(笑)

一般的に『パン』と呼ばれている甘くないパンとは違い、牛乳、バター、卵が入っているので甘くて美味しいんですね♪

パン屋さんによって様々な形のブリオッシュが売っていますので、色々なパン屋さんを巡ってみるのも楽しいと思います。

クロワッサンもお勧めですが、是非ブリオッシュも食べてみてください♪

フランスの朝食の定番『クロワッサン』についての記事はコチラからどうぞ(^^)