フレンチジャパニーズレストラン『Bistrot KINZO』in パリ♪
パリにはとても多くの日本食レストランがありますが、実はほとんどのお店が本物の日本食レストランではなく、日本人からしたら全然本物の日本の味ではないところが多いです。
恐らく日本人であれば外観を見るだけで本物の日本食レストランかそうでないか、いわゆる『シポネ・レストラン』かすぐに判断がつくでしょう。
以下の記事ではお勧めの日本食レストランと、『シポネ・レストラン』についてご紹介していますので、こちらもご確認ください(^^)
そんなシポネ・レストランがたくさんある中でも、やはり美食の国フランス、そしてその首都パリでは本当に美味しいレストランも数多く存在します。
今回はパリ9区にある人気のお店『Bistrot KINZO』をご紹介します♪
Bistrot KINZO
住所:13 rue Rougemont, 75009 Paris , France
ウェブサイト:https://www.bistrotkinzo.fr/
パリはだいたい丸い形なのですが、9区はその中心から少し北へ行ったところにあります。
9区はオペラ地区とも呼ばれ、観光地として有名なオペラ・ガルニエやお土産を購入するのに人気の老舗の百貨店ギャラリー・ラファイエットなどがある場所です。
『Bistrot KINZO』のシェフはカナダのモントリオールで生まれ育った日系人の方で、フランス料理に日本の食材や味を加えたフレンチジャパニーズ料理を提供しています。
ウェイターの皆さんは日本人ではないので日本語は話せませんが、英語は話せるようなので、最初に料理の説明はフランス語がいいか英語がいいか聞いてくれます。
ウェイターの方とお酒を提供するソムリエの方は別の担当となっていました。
料理
今回訪れたのは私と夫の結婚記念日のためだったので、まずは乾杯にシャンパンをいただきました。
お酒のメニューにはアラカルトの他、3種のワインマッチングとお酒マッチングが用意されていたので、シャンパンをいただいた後は、夫はお酒マッチング、私はワインマッチングにしました。
3種しかないと少ない気もしましたが、お酒や料理も昔ほど多く飲んだり食べたりできなくなってきているので3グラスでちょうどいい感じでした(笑)
料理はデザートを含めて5コースメニューでした。
まず最初にいただいたのが、豆腐にラディッシュとカイワレ、そしてイクラのように見えるものは恐らくイクラではなくゼリーを丸くしたもので、あとはゴマが乗っています。
ソースは醤油とゆずで出来ていて、このソースが絶妙な塩梅で豆腐とよく合い、一品目にして非常に美味しかったです!
最初から日本チックな味ですね♪
これぞ本物の日本の料理、日本の味!
近くの席からも「エクセラン!」と聞こえてきました(^^)
次の料理は生のマグロを西洋のラディッシュと日本の大根両方を使って混ぜ合わせたものでした。
こちらにもゆずが使われていて、マグロや大根に非常にマッチしてとても美味しかったです♪
本当にフレンチとジャパニーズは相性抜群です!
続いてはメイン料理の1品目、サーモングリルでした。
ソースはなんとカレー風味で意外でしたが、サーモンの味に癖の強すぎないカレーのソースがぴったりマッチしてとても美味しかったです。
付け合わせのマッシュポテトと野菜も絶品でした!
メインの2品目は牛の頬肉でした。
とても柔らかく煮込まれていて、ソースはデミグラスに似ていて、この料理はフレンチの要素が大きかったです。
大きさもちょうどよく、美味しくてペロリと食べてしまいました(笑)
どの料理もシェフのオリジナリティが出ていて、私には思いつかないようなレシピばかりで本当に満足できました♪
コースに含まれる食後のデザートの前に、結婚記念日を祝して別途デザートをいただきました♪
ちなみに今年は結婚5周年記念でした。
ケーキはチーズケーキにラズベリーとラズベリーのソースと生クリームでデコレートされていてあっさりとして美味しかったです(^^)
フランスのデザートはこってりどっしり甘さ濃厚なので、日本のあっさり目のデザートを食べるとホッとします(笑)
こちらが5コースメニュー最後のデザートで、チョコレートケーキでした。
夫はチョコレートケーキが大好きで(もちろん私も大好きです)、オシャレすぎるレストランだとデザートが凝りすぎていてコーンフレークが散りばめられているのよりチョコレートケーキ出してくれた方が嬉しいと常々言っていたので、今回は一般的なチョコレートケーキでよかったです(笑)
一緒に添えられているバニラアイスクリームとの相性も抜群でこちらもあっさりペロッと食べてしまいました♪
チョコレートケーキとバニラアイスってシンプルですけど最高に美味しいですよね!
最後には3種のお酒マッチングで飲んだお酒のボトルの写真を撮らせていただきました。
いかにも日本酒!というラベルで外国の方は喜びそうですね♪
ちなみに日本酒は、精米歩合が低い方が米を多く磨いていて、酒に使われる米が少なくなり、一般的に華やかな香りが高い日本酒になると言われているそうです。
ボトルに書かれている50%や60%とは、磨かれた米がどれだけ残っているかを表しており、数字が少ない方がよりお米を削って出来ているということになります。
美味しい美味しくないはひとそれぞれですが、私はなるべく50%以下の大吟醸を購入するようにしています。
でも純米吟醸も美味しいですけどね♪
お酒の飲み比べをしてみたいという方は、こちらの商品をお試しになってみてください(^^)
まとめ
帰りにはシェフが声をかけてくださいました。
カナダ生まれですが日本語も出来るようで日本語で会話することができました。
お忙しいだろうに、それでも手を止めて笑顔で会話をしてくださって人の好さが感じ取れました(^^)
料理はオリジナリティに優れていて、どこででも食べれるような味ではない素晴らしいものばかりですが、お値段は他の高級料理店とは違ってまあまあリーズナブルなので、また何かお祝い事があれば是非行きたいと思います♪
高級料理店は二人で€400~500ほどすることがあるのですが、『Bistrot KINZO』は二人で€200弱でした!
味もとっても満足できましたし、おもてなしもよかったので、是非パリにいらした際は『Bistrot KINZO』の料理を味わってみてください♪